自分にアトピー症状が。

                     
2006年3月、左右両側の脇の辺りに、上の写真のような、部分的に下の肌がむき出しになって、ふくれあがり、少しずつ「しる」がにじみ出るアトピー症状が出始めました。
それは5〜7月の間にどんどん悪化していき、8月に最悪の状態を向かえ、それから11月初めにかけては少しずつ症状が引いていきました。
しかし、その後アトピー症状が完全に消えたわけではなく、今も軽い症状が出ては消えを繰り返している。
このアトピーの具体的な症状の移り変わりや対処法など、自分の体験すべてをこれから少しずつ書いていこうと思います。
まずは2006年3月の一番初めの症状について書きます。

あの頃、私は大学受験でどこにも合格せず、受験勉強を続けているときだった。
精神的に不安定になり、落ち着きを失っていたせいか、わきの下から異常なほどの汗をかいていた。
そしてそれをほうっておくとかゆくなり、私はわきの下を1日に何度もかいていた。
そして何日か経って、いつものように手をわきの下に触れると1部分だけがふくらんでいて、液体がにじみ出ているのがわかった。
自分でわきの下を見てみると上の写真のような真っ赤にふくれあがった傷が見え、その気持ちの悪さに鳥肌がたった。
そしてアトピーのことなどまったく考えていなかった私は、ほうっておけば治るただの傷だと思い、何もせずにいた。
それから1週間症状が変わらず、私の母親が、洗濯をしているとき私の下着の脇の部分だけが黄色くなっているのに気づき、そこで私はアトピー症状だと知り、病院に行くことになった。
母親はステロイドを使わない病院を探してくれた。


ここでアトピーステロイドについて少し説明しようと思います。
アトピーとは、過度のストレス、余分な水分(急に運動を控え、循環機能が鈍くなることも含む)、血液の汚れを肌の表面で知らせてくれる警報装置のようなもので、またそのような不安定な状態の体はアトピーを発症することでみずからバランスをとろうとしているともいわれています。                            ( 「体を温めて病気にならない生き方」 石原結實[著]、                               「整体から見る気と身体」 片山洋次郎[著] より。)
具体的にはアトピーは何をやっているかというと、さまざまな原因で体に残った老廃物を皮膚から外へ出すという循環を手伝っているのです。
そのため、ステロイドアトピーをすぐになくすということは、体の内側で起こっている循環を阻んでしまうことになります。
そのままステロイドを使い続ければ、アトピーはおさえられていますが、その分体はどんどん蝕まれていくことになります。ステロイドをやめると、リバウンドが出てくるのはそのためだと考えられます。