皮膚科に行った。

2006年4月の終わりまでは、傷口にバンドエードを貼るだけで過ごしていました。


ここで私がアトピー患者に薦めたいバンドエードを紹介します。
ニチバン株式会社の「CARELEAVES(ケアリーブ)」です。
他のバンドエードはほとんど、はがしたときに、粘着物質が残り、それがさらにかゆみを引き起こしてしまうし、手でこすってとろうとしてもなかなかとれなかったりして困りますが、この「CARELEAVES(ケアリーブ)」ははがした後、粘着物質が残りません。
このよさに気づいて以来今までずっと同じ「CARELEAVES(ケアリーブ)」を使っています。
サイズもいろいろなものがあります。    
                  



患部は全部で4箇所ありました。
もうこの頃はわきの下から異常なほどの汗が出ることはなくなっていましたが、患部のかゆみが次第にひどくなっていきました。
1日に何度か「かきたいけど、かいたら余計ひどくなる。でも、かかずにじっとしていられない。」
という困った状態がおこるようになりました。
4月25日に、その母親が見つけたステロイドを使わない病院藤澤皮膚科に行き、症状を診てもらい、「モクタール」というぬり薬と、ハイチオール錠とビオチン散「ホエイ」という2つの飲み薬をもらいました。
そのモクタールについて書きます。
患部にぬると、細菌を殺し、その薬自体が患部を覆って固まることでかさぶたのようなものを少しずつ作っていくという薬で、私は1日に一回どんどんぬり重ねるようにして使いました。
細かく言うと、薬を患部に塗ってバンドエードを貼った状態で24時間過ごし、またバンドエードはがして患部に薬塗って新しいバンドエードを貼って24時間過ごし… という24時間サイクルを1週間続けました。(バンドエードをいちいち貼るのはせっかく患部にぬった薬が洋服との摩擦で落ちてしまうのをふせぐためです。)
そうしたら、1週間で患部は灰色の粘土を滑らかにぬったような状態になっていて、しるは出なくなり、ふくらみも少しおさまっていました。
そして、私は安心して24時間サイクルで薬をぬるのを止めました。
そして何日か経つと、また自分を苦しめるような症状に戻ってしまいました。
かなりのショックを受けました。


ここで、アトピー症状の患者さんに守ってほしいことを3つ書きます。
1つ目は、アトピーとは、体の内側で何かが不安定になっていることを知らせてくれているものなので、ぬり薬だけでアトピーが治るとは思わずに、例えば水分のとりすぎであるなら水分を控えるなど、体の内側を治していくことも考えてほしいです。これを前提として、初めて外側からアトピーを治すという行為が成り立ちます。
2つ目は、モクタールをぬって、患部がどんなに普通の肌のように滑らかな状態に戻ったとしても、色が肌色に近い色になるまでは、私の24時間サイクルのようなことをやめてはならない。ということです。
3つ目は、患部を長く水にひたさないことです。できれば完全にぬらさないようにするとよいです。なぜなら、かさぶたがぬれると軟らかくなってはがれてしまったり、かさぶたで止まっていたしるが再びにじみ出るようになってしまうからです。

     ※しるは出ないが、肌ががさがさに乾燥して荒れる症状の人には超自然水をお薦めします。      私はひじ、ひざの裏がそのような症状になっていたとき、超自然水を吹きつけるとよくなりました。